パスワード管理はとてもやっかいなものです。
本当は頭の記憶装置に保存しておくのが一番安全なのでしょうが、インターネットを使えば使うほど会員制サイトのID+パスワードの組み合わせは増えるばかり。
そこで私はいくつかのパスワード管理ソフトを比較して、現在は「ID Manager」を利用しています。
ID ManagerはWoodenSolderさん作のフリーソフトで、フリーのパスワード管理ソフトの中でも特に有名なもののようです。
OSはWindows XP/Vistaに対応しています。
一部の有料ソフトと違ってIDとパスワードのブラウザ上での自動入力には対応していませんが、ID入力フォーム部にカーソルを置いた後、貼り付けを選択することで半自動入力が可能です。
ID Managerの主な特徴は以下のとおりです。
・タスクトレイから登録したサイトを開いたり、ID+パスワードを入力したりする操作が可能。
・情報は暗号化して保存される。
・アプリケーション起動はパスワードで保護される。
・USBメモリーにアプリケーションをインストールして持ち歩くことが可能。
・ホームページスペースを持っていれば、FTP経由でデータを保存・共有する機能を持つ。
・登録最大件数は10,000件上記のような特徴がある中で、「手軽なわりに高機能」「セキュリティ面への配慮」などを考慮して、私はID Managerを使用しています。
現在、このソフトで管理しているID+パスワードは40件以上。
いつの間にか、このソフト無しではいられない状態になっています。
以下、ID Managerの特徴を解説します。
・タスクトレイから登録したサイトを開いたり、ID+パスワードを入力したりする操作が可能。
あなたがInternet Explorerを使っているにしろFirefoxを使っているにしろ、パスワードはブラウザに記憶させることができます。
しかし、複数のブラウザを使いわけている場合はそれぞれのブラウザ毎にパスワード管理するのは大変だし、まして複数のパソコンを使う必要のある人にとっては不便です。
ID Managerのようにタスクトレイから操作できるパスワード管理ソフトなら、どのようなユーザーにも対応が可能です。
登録したサイトをブラウザで開いたり、ID+パスワードの入力操作がタスクバーでできる。
・情報は暗号化して保存される。大切なパスワードを管理する以上、情報は安全に保存される必要があります。
暗号化には実績のあるシステムが使われています。
・アプリケーション起動はパスワードで保護される。アプリケーションの起動はパスワードを必要とします。
これは、他人に自分のパスワード情報を知られないための唯一のキーです。
あなたは最初にパスワードを入力するだけで、他の会員制サイトの入力についてはID Managerがやってくれます。
・USBメモリーにアプリケーションをインストールして持ち歩くことが可能。ネットカフェなど外出先でも使いたい場合は、USBメモリーで持ち歩くのも良いでしょう。
前回紹介したUSBメモリー付属のソフトは1年間のみ無料ですが、こちらを利用すればずっと無料で使用することができます。
ただし、こちらの方法ではUSBメモリー内に情報を保存するのに対し、前回紹介したソフト(サービス)は専用サーバー上にデータを保存しています。
・ホームページスペースを持っていれば、FTP経由でデータを保存・共有する機能を持つ。USBメモリーを使う以外にも
複数のパソコンを快適に使いこなす(データ共有・オンラインストレージ編)で紹介したオンラインストレージを使う手もあります。私自身もマイキャビをネットワークドライブにして共有していました。
しかし、最近はID Managerに標準装備されているFTP経由での保存・共有に切り替えました。
こちらのほうが、一度FTPサーバーの設定をしさえすれば簡単だということに気づいたからです。
マイキャビをネットワークドライブにして使う場合は、OSにログオンするたびにネットワークドライブ用のパスワードを入力しなければならないため、一手間増えてしまうのです。
ID ManagerのFTP共有機能を使えば、ボタンひとつでアップロード・ダウンロードが可能です。
普段は更新したらアップロード、ログイン時にはダウンロードという操作をすれば、複数のパソコンを使う場合でもデータは常に最新の状態で使うことができますね。
FTPアップロードボタン。ダウンロードボタンは起動時の画面に表示される合理設計。
・登録最大件数は10,000件フリーのパスワード管理ソフトでは「何件以上は有料」としているものが少なくありません。
ID Managerはこうした制限はなく、10,000件までのアカウント管理に対応しています。
ID Managerのダウンロード(作者のサイト)