
ユーザーの声を反映して進化し続ける、最も愛されるカメラ。
そしてユーザーに媚びない写りによって、あえて反感を買うカメラ。
それがリコーの高級コンパクトカメラ、GX200です。
似たような焦点距離を持つLUMIX LX3との違いは?
LUMIX LX3が手に持つカメラだとしたら、
GX200は手と一体になるカメラでした。
1994年にGRシリーズが発売されて以降、基本的なそのフォルムを変えていないGRボディ。
そのGRシリーズのボディ形状を持つGX200をグリップした感触は、まさに手と一体になる感じ。
右手の先にカメラがあるのではなく、カメラの先までが右手になったようなグリップ感は、コンパクトデジタカメラではGRデジタルシリーズとGXシリーズにしかないものです。
このカメラに触れるまで、購入したいデジタルカメラの候補に全く登場しなかった本機。
GX200に惚れてしまったのは、手に馴染むグリップ感でした。
とやかく言われる原因はノイズ!?
GX200はユーザーにこよなく愛されるか文句を言われるかのどちらかですが、攻撃される原因は自動開閉レンズカバー(別売りオプション)やビューファインダー(VF KITに同梱・またはオプション)を付けると不恰好に見えるスタイルではないようです。
三つに分かれたレンズカバーから飛び出たレンズを見ていると、まるでロボット、それも最近のアニメに登場する洗練されたスマートなロボットではなく、30年ほど前に放送されていたガンダムに登場してきそうな無骨さを持っています。
しかしレンズカバーや90度チルト式のビューファインダーは、ユーザーの好みで普通のレンズカバーのまま使用したり必要に応じて付けたり外したりすることができます。
だから、これらの特徴的なパーツを取り外せば、GX200はごく普通のアクセサリーシュー付きのコンパクトカメラの風貌になります。
ビューファインダーは日差しの強い屋外や、カメラを顔に押し付けて固定したいとき以外はあまり使用されることはなく、どちらかといえばカメラ背面の2.7型46万ドットの液晶を使った撮影のほうが使い勝手が良いです。
GX200に限らないようなのですが、リコーのカメラにはJPEG画像生成時にノイズを残すという思想(?)があるようなのです。
【購入後1ヶ月後の感想】
ノイズは気にならなくなりました。
ただし、マクロモード時のAF合焦が遅い点が気になりますね。マクロモードでシャッターボタンを反押しすると、最も手前にピントを戻してから徐々に遠方にピントを"探って"いくため、距離があるほど時間がかかってしまうようです。ピントを合わせつつ構図を探ったり、何十枚もマクロで撮ったりする撮影の場合はストレスになります。
最低感度ISO64でノイズ発生?
最近のカメラは高感度ISO400あたりから少しずつノイズが目立ち始めるようです。
画像処理エンジンの進化により、高感度撮影でもノイズの目立たない写真ができあがるのが最近のカメラの流れです。
しかしGX200はJPEG変換後の画像にノイズが残っています。
しかも低感度で撮影した場合でも、拡大していくとノイズが気になるのです。
(低感度でノイズが出ると言っても、ブログなどに掲載する分には気にならないレベルです。)
(RAW画像を比べるとリコーのカメラが特にノイジーなわけではないことが分かります。ただ単に"残して"いるのです。)
どうやらノイズを消して被写体のディテールを失うよりは、多少のノイズを残しておこうという考え方のようです。
ノイズリダクションを常にオンにしても、非常にマイルドな効きかたしかしてくれないのです。
細かなディテールを残すことを優先するよりノイズを消して欲しい人用に、ノイズリダクションも2段階くらい用意してくれたら、と思わずにはいられませんでした。
しかしパソコン上でNeat Imageなどのノイズクリーナーソフトを使えば比較的簡単にノイズは消せますし、ノイズ以外の点では数々の点でLX3よりも気が利いているのがGX200を選んだ理由なのです。
GX200は誰のもの?
GX200は、一眼レフのサブ機として使うには奥が深すぎて使い勝手が悪いと思います。
カスタマイズの自由度が高く、ユーザーの好みによってセッティングできる機能が多いため、他人から借りたGX200を使いこなすのは容易ではありません。
高級コンパクトカメラをただのサブカメラにしない、というリコーならではの思想を持ったカメラです。
コンパクトカメラをメインカメラとして使いこなすことに喜びを感じる個性的な人。
さもなきゃこの無骨な風貌に惚れてしまった人。
GX200はそんな人に使ってほしいカメラです。
【GX200が強いシーン】
・接写が必要な商品の撮影など
小さな商品を販売するネットショップなどで商品撮影用に利用。
広角側で1cm。望遠側でも4cmまで近づける。
(GX200で撮影した記事)
・HP Pavilion Notebook PC tx2505/CT タブレットPCレビュー
ほとんどを快晴の日中に撮影。一部撮影後にPicasaで調整(I'mFeelingLucky)。
・肩こり腰痛解消に効く?オルガヘキサの遠赤効果
晴れ日中撮影。
・HPポケット・メディア・ドライブ(Mini-PMD)~HPデスクトップだけのスマートメディア
暗い曇天の日中に撮影。ホワイトバランスは手動設定したものの、曇天のため期待した色が出ていないが、焦点距離50mmでここまで近づけるのは見事。(トリミング以外の加工無し)
撮影条件:晴天・窓から1~2m(直射日光が当たらない程度)・白いテーブルなどの上で背景を整理・逆光またはサイド光・撮影後の写真は必要に応じてPicasaでボタンひとつでレタッチ(Picasaではホワイトバランス適正化やコントラスト調整、傾き調整・トリミングなどが簡単にできる。こんな便利なものが無料で使えるなんて!)・ノイズクリーナーソフトは一切使っていません。
・屋外での撮影
低感度での撮影に向く。
【GX200が弱いシーン】
・室内での人物撮影
ポートレートモード(絞り開放・低ISO感度・低コントラスト)は低感度での撮影になるため、暗い場所では動く被写体は撮影しにくい。このあたりは大口径の単焦点レンズ(F1.4などの明るいレンズ)を組み合わせることができる一眼レフカメラとは決定的に違ってくる。ちなみにGX200の50mmでの開放絞り値はF3.5である。
高級コンパクトカメラだけあってストロボでの撮影時も白トビせず諧調豊かに撮影できるものの、やはり自然光での撮影にこだわりたい。
(F1.4標準単焦点レンズと一眼レフの組み合わせ例)
Canon EOS Kiss F ボディ
+
SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM(Kiss FなどのAPS-C機では45mmとなる)
リコーのカメラは潔い?
メーカーのホームページに掲載されているサンプル写真がまた変わっています。
強いサイド光や夕日に照らされた建物、自然光だけでのモデル撮影など、あまり「見栄え」のしない条件下で撮影されているのです。
過酷な条件下でのレンズの描写力に自信を持っているからこそなのかもしれませんが、他のメーカーの売れ筋カメラのサンプル写真が、スタジオ撮影やレフ板などで撮影環境を整えたり、ベストな風景写真を撮るために絶好のタイミングを狙うなど、「見栄え」のする写真をコストをかけて撮影・掲載しているのに対し、リコーカメラのサンプルは一般ユーザーに媚びない、というか突き放しているくらいの潔さを感じます。
決して悪くは無いし、個人的にはこうした写真の方が好きなのですが、カメラという商品を本当に売りたいのだろうか?と思ってしまいます。
見栄えのする写真が好きな大多数の人より、分かってくれる人にだけ売れればいいという考え方なのでしょうか。
この潔さに驚かされました。
店頭予想価格8万のはずのGX200 VF KITが、
デジカメオンラインで4万円代で買えてしまった
後から買うと結構高いビューファインダーが同梱された「GX200 VF KIT」を今回は選びました。
売価が安かったこと(2008年6月にGX200が発表された時は店頭予想価格は8万円だった)や、大きな倉庫を持っていて在庫も豊富なこと、アフターサービスの安心感などでデジカメオンライン
を選択、購入しました。
しかしいざ自分のものとなってみると、これから使いこなせるのか、今ひとつ自信のない自分に気づきます。
これは一眼レフのようなカメラを手にしたときと同等か、それ以上ですね。
あえてこのような「奥深い」コンパクトカメラを選んでしまったのは他でもない、自分なのですから。
(Photo with Minolta Dimage A200)
LUMIX LX3が手に持つカメラだとしたら、
GX200は手と一体になるカメラでした。
1994年にGRシリーズが発売されて以降、基本的なそのフォルムを変えていないGRボディ。
そのGRシリーズのボディ形状を持つGX200をグリップした感触は、まさに手と一体になる感じ。
右手の先にカメラがあるのではなく、カメラの先までが右手になったようなグリップ感は、コンパクトデジタカメラではGRデジタルシリーズとGXシリーズにしかないものです。
このカメラに触れるまで、購入したいデジタルカメラの候補に全く登場しなかった本機。
GX200に惚れてしまったのは、手に馴染むグリップ感でした。
とやかく言われる原因はノイズ!?
GX200はユーザーにこよなく愛されるか文句を言われるかのどちらかですが、攻撃される原因は自動開閉レンズカバー(別売りオプション)やビューファインダー(VF KITに同梱・またはオプション)を付けると不恰好に見えるスタイルではないようです。
三つに分かれたレンズカバーから飛び出たレンズを見ていると、まるでロボット、それも最近のアニメに登場する洗練されたスマートなロボットではなく、30年ほど前に放送されていたガンダムに登場してきそうな無骨さを持っています。
しかしレンズカバーや90度チルト式のビューファインダーは、ユーザーの好みで普通のレンズカバーのまま使用したり必要に応じて付けたり外したりすることができます。
だから、これらの特徴的なパーツを取り外せば、GX200はごく普通のアクセサリーシュー付きのコンパクトカメラの風貌になります。
ビューファインダーは日差しの強い屋外や、カメラを顔に押し付けて固定したいとき以外はあまり使用されることはなく、どちらかといえばカメラ背面の2.7型46万ドットの液晶を使った撮影のほうが使い勝手が良いです。
GX200に限らないようなのですが、リコーのカメラにはJPEG画像生成時にノイズを残すという思想(?)があるようなのです。
【購入後1ヶ月後の感想】
ノイズは気にならなくなりました。
ただし、マクロモード時のAF合焦が遅い点が気になりますね。マクロモードでシャッターボタンを反押しすると、最も手前にピントを戻してから徐々に遠方にピントを"探って"いくため、距離があるほど時間がかかってしまうようです。ピントを合わせつつ構図を探ったり、何十枚もマクロで撮ったりする撮影の場合はストレスになります。
最低感度ISO64でノイズ発生?
最近のカメラは高感度ISO400あたりから少しずつノイズが目立ち始めるようです。
画像処理エンジンの進化により、高感度撮影でもノイズの目立たない写真ができあがるのが最近のカメラの流れです。
しかしGX200はJPEG変換後の画像にノイズが残っています。
しかも低感度で撮影した場合でも、拡大していくとノイズが気になるのです。
(低感度でノイズが出ると言っても、ブログなどに掲載する分には気にならないレベルです。)
(RAW画像を比べるとリコーのカメラが特にノイジーなわけではないことが分かります。ただ単に"残して"いるのです。)
どうやらノイズを消して被写体のディテールを失うよりは、多少のノイズを残しておこうという考え方のようです。
ノイズリダクションを常にオンにしても、非常にマイルドな効きかたしかしてくれないのです。
細かなディテールを残すことを優先するよりノイズを消して欲しい人用に、ノイズリダクションも2段階くらい用意してくれたら、と思わずにはいられませんでした。
しかしパソコン上でNeat Imageなどのノイズクリーナーソフトを使えば比較的簡単にノイズは消せますし、ノイズ以外の点では数々の点でLX3よりも気が利いているのがGX200を選んだ理由なのです。
GX200は誰のもの?
GX200は、一眼レフのサブ機として使うには奥が深すぎて使い勝手が悪いと思います。
カスタマイズの自由度が高く、ユーザーの好みによってセッティングできる機能が多いため、他人から借りたGX200を使いこなすのは容易ではありません。
高級コンパクトカメラをただのサブカメラにしない、というリコーならではの思想を持ったカメラです。
コンパクトカメラをメインカメラとして使いこなすことに喜びを感じる個性的な人。
さもなきゃこの無骨な風貌に惚れてしまった人。
GX200はそんな人に使ってほしいカメラです。
【GX200が強いシーン】
・接写が必要な商品の撮影など
小さな商品を販売するネットショップなどで商品撮影用に利用。
広角側で1cm。望遠側でも4cmまで近づける。
(GX200で撮影した記事)
・HP Pavilion Notebook PC tx2505/CT タブレットPCレビュー
ほとんどを快晴の日中に撮影。一部撮影後にPicasaで調整(I'mFeelingLucky)。
・肩こり腰痛解消に効く?オルガヘキサの遠赤効果
晴れ日中撮影。
・HPポケット・メディア・ドライブ(Mini-PMD)~HPデスクトップだけのスマートメディア
暗い曇天の日中に撮影。ホワイトバランスは手動設定したものの、曇天のため期待した色が出ていないが、焦点距離50mmでここまで近づけるのは見事。(トリミング以外の加工無し)
撮影条件:晴天・窓から1~2m(直射日光が当たらない程度)・白いテーブルなどの上で背景を整理・逆光またはサイド光・撮影後の写真は必要に応じてPicasaでボタンひとつでレタッチ(Picasaではホワイトバランス適正化やコントラスト調整、傾き調整・トリミングなどが簡単にできる。こんな便利なものが無料で使えるなんて!)・ノイズクリーナーソフトは一切使っていません。
・屋外での撮影
低感度での撮影に向く。
【GX200が弱いシーン】
・室内での人物撮影
ポートレートモード(絞り開放・低ISO感度・低コントラスト)は低感度での撮影になるため、暗い場所では動く被写体は撮影しにくい。このあたりは大口径の単焦点レンズ(F1.4などの明るいレンズ)を組み合わせることができる一眼レフカメラとは決定的に違ってくる。ちなみにGX200の50mmでの開放絞り値はF3.5である。
高級コンパクトカメラだけあってストロボでの撮影時も白トビせず諧調豊かに撮影できるものの、やはり自然光での撮影にこだわりたい。
(F1.4標準単焦点レンズと一眼レフの組み合わせ例)
Canon EOS Kiss F ボディ
リコーのカメラは潔い?
メーカーのホームページに掲載されているサンプル写真がまた変わっています。
強いサイド光や夕日に照らされた建物、自然光だけでのモデル撮影など、あまり「見栄え」のしない条件下で撮影されているのです。
過酷な条件下でのレンズの描写力に自信を持っているからこそなのかもしれませんが、他のメーカーの売れ筋カメラのサンプル写真が、スタジオ撮影やレフ板などで撮影環境を整えたり、ベストな風景写真を撮るために絶好のタイミングを狙うなど、「見栄え」のする写真をコストをかけて撮影・掲載しているのに対し、リコーカメラのサンプルは一般ユーザーに媚びない、というか突き放しているくらいの潔さを感じます。
決して悪くは無いし、個人的にはこうした写真の方が好きなのですが、カメラという商品を本当に売りたいのだろうか?と思ってしまいます。
見栄えのする写真が好きな大多数の人より、分かってくれる人にだけ売れればいいという考え方なのでしょうか。
この潔さに驚かされました。
店頭予想価格8万のはずのGX200 VF KITが、
デジカメオンラインで4万円代で買えてしまった
後から買うと結構高いビューファインダーが同梱された「GX200 VF KIT」を今回は選びました。
売価が安かったこと(2008年6月にGX200が発表された時は店頭予想価格は8万円だった)や、大きな倉庫を持っていて在庫も豊富なこと、アフターサービスの安心感などでデジカメオンライン
しかしいざ自分のものとなってみると、これから使いこなせるのか、今ひとつ自信のない自分に気づきます。
これは一眼レフのようなカメラを手にしたときと同等か、それ以上ですね。
あえてこのような「奥深い」コンパクトカメラを選んでしまったのは他でもない、自分なのですから。
(Photo with Minolta Dimage A200)





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